2017.05.31
大腸や胃といった内臓の異常は、初期症状のうちは把握しにくいといわれています。当然内臓は直接目にすることが出来ませんし、胃腸の病気は初期症状がわかりにくく、目に見える症状が現れるころには、進行度はすでに中期から末期に入っていることが多いものです。
そのため大腸がんや胃がんなど、命にかかわる病気の発見が遅れることが多く、万が一の事態を防ぐためにも、定期的に内視鏡検査を受けることをおすすめします。内視鏡検査は、内視鏡を直接体内に入れて胃腸の中を撮影する検査法です。症状が進行する前から、何か異常が起きていないか確認できます。
がんの治療では外科手術などが必要となりますが、ちょっとした炎症程度なら投薬療法などでも十分回復できるため、将来的に深刻な病気になることを防げます。胃腸の調子が気になるという方はもちろん、そうでない方も年に一度は検査を受けましょう。
内視鏡検査には、痛かったり苦しかったりと良い印象をがないという方も多いですが、最近は技術も向上し、より細い内視鏡の開発や鎮痛剤などを用いた検査も行われています。今までは怖くて出来なかったという方も、この機会にチェックしてみてください。
胃腸の病気は発見が難しい事に加え、治療が遅れると悪化しやすい厄介な存在です。健康な胃腸を少しでも長く維持するためにも、定期的な検査はもちろん、胃腸に優しい生活を意識するようにしましょう。
胃腸の健康について気になるという方は、この機会に港北区大倉山にある当院にご相談ください。
投稿者:医療法人社団荻原医院